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香りは、そのときの体調や気分と密接なつながりがあるもの。たくさんの香水の中から、自分にあった1品を購入するためには、体調が良く気分も明るい時に行くのがベストです。女性の場合、妊娠中は香水の影響が強く出るので避けたほうが良い。


 初めて香水を買う場合、その種類の多さに迷ってしまうかもしれません。まずは、どんな時に使いたいかを考えてみましょう。仕事でも使えるものか、オフタイムに使うものかなど。その上で、香りの系統を絞り込んでみます。例えば、《フローラル系》か《シトラス系》か、あるいは《セクシー系》か《癒し系》かなど。それでも、どうしても迷ってしまう場合は、スタッフに相談してみましょう。2〜3品に絞り込んだら次はいよいよ《テイスティング》です。


 香りを比べる上で気をつけたいことは、直接ボトルから嗅がないということです。香水は液体そのものが香るわけではなく、肌につけて初めて香るもの。まずは《ムエット》で香りをチェックして、その香りに興味が持てたら、実際にテスターでためしてみましょう。ここで注意したいのは、ムエットにスプレーした直後の香りは《トップノート》なので、少しきつく感じられると思います。ムエットを軽く振ってアルコールを飛ばしてから、香りを確認してみる。また、一度に試す香りは3種類くらいにしておきましょう。多くの香りを嗅いでしまうと、嗅覚も鈍ってしまうので要注意。その場合は、いったん売り場を離れてリフレッシュしてみましょう。


 ムエットで気に入った香りを見つけたら、実際に自分の肌につけて試してみましょう。ムエットで感じた香りとはまた違う香りになることも多いようです。テストするときは、体温の高い部位(例えば手首など)に30cmくらい離してスプレーし、少し経ってから香りを確かめてみます。ミドルノートになる30分後くらいが、香水本来の香りと自分の肌との相性を確認するいいタイミングです。香水選びは時間をかけることも大きなポイント。じっくりお気に入りの香水を選んでください。


 

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香水入門>香水の歴史

■香料と香水の歴史

香水とは一般的に複数の香料(天然香料や合成香料)をアルコールに溶かした状態で、香りの完成度が高い芳香液体を指します。香水のはじまりは10世紀前後であり、それまでは香料そのものが利用され、香水と香料の境目も明確ではありませんでした。

●香料の歴史

古代エジプトではミイラの防腐、殺菌、保存に香料が使用されたことから、香料は薬品的な必要性から生まれた物質と考えられます。香料は化粧品と食品どちらにも使用されますが、化粧品として美容液、クリームとしてすでに古代エジプト、ギリシア時代には化粧品が存在したこと知られています。食品としては腐敗を遅らせたり防いだりする添加物として使用されています。

パルファムとは香水という意味ですが「Parfum」の語源はラテン語の「Per Fumum」(煙で)という意味だそうで。宗教儀式でお香のようなものが焚かれていたことが伺えます。香料の歴史はふしぎなことに西洋でも東洋でもその始まりは宗教的儀式と関係が深く、また現代でもお寺や教会、モスク内をお香などで満たす行為は世界中の宗教に見られます。神聖なものであり、また人々を穏やかに恍惚とさせる効果があるからでしょうか。

シバの女王は旧約聖書の有名なエピソードですが、シバ王国(現在のイエメン、エチオピア)の女王がイスラエルのソロモン王と会見した際、金、宝石、乳香、白檀などを贈りました。ここで注目すべきは、白檀や乳香などの香料が金や宝石と同等の宝物に見なされている点です。シバ王国は、乳香・没薬など香料の産地として栄えていました。

美容や宗教儀式として重宝されてきた香料は香辛料はとほぼ同意義であり、古代では東西交易(シルクロード・絹の道)の重要なアイテムでした。十字軍の東方遠征で香料はヨーロッパにも拡がり、近世の世界的な航海時代でも東西交易のもっとも重要な産物でありつづけます。ヨーロッパ、中近東(アラビア)、インド、中国、日本の間をめまぐるしく行き来する商船隊がもっとも重視して運んだものは、乳香(にゅうこう)・没薬(もつやく)・白檀・日桂・胡椒・伽羅・イリスなどでした。現在では考えにくいことですが、香辛料は金銀(ゴールド・シルバー)より高価と言われていました。現在でもたとえばブルガリアローズオイルはゴールドと同程度の資産価値があると見なされていますが古い時代の香辛料は同等に資産価値がありました。なぜなら香辛料のように軽くて高価なものは交易にうってつけだからです。



●香水の歴史

●クレオパトラのバラ風呂

クレオパトラ(クレオパトラ7世、BC69-BC30)は古代エジプトプトレマイオス朝最後の女王。ユリウス・カエサルとマルクス・アントニウスというローマ帝国屈指の英雄を魅了する絶世の美女。美女かどうかはとにかく昔のことで実際のところはよくわからないところですが、バラ(薔薇)に関する言い伝えがいろいろあり、とにかく香水の歴史教科書では必ずそのエピソードが語られます。クレオパトラは体臭をバラ臭に変える努力をした最初の人間として歴史に刻まれました。香水とは言えませんが香水文化成立の予感を感じさせます。

  • バラ風呂
  • バラ宮殿


カエサルとアントニウスを迎える際、廊下や寝室にバラを敷き詰めたという話には空想をかき立てられます。クレオパトラが乗った船はバラの香りが漂い遠くからでもそれがクレオパトラの船だとわかったという伝説もありす。いろいろ誇張されているでしょうから差し引いて考えべきですが、それでも大量のバラが消費されたことが伺えます。東西の歴史の語るところでは権力者が何かの趣味を持っていればそれは宮人や貴族たちに必ず伝播しますので旺盛なバラ需要が推測されます。そこでこの時代にはすでに権力者向けのバラ畑がありすでに人工的に栽培されていたのでは?と考えられています。

●ローマ時代のバラ風呂

香料が宗教行事や医薬品としてでなく、香粧品(化粧品、トイレタリー)として広く使用されるのはローマ時代からです。

ローマ人は西洋では珍しいことに水浴やお風呂に入る習慣があり公衆浴場もさかんに建設され、現在でもイタリアをはじめイギリスやフランスなどローマ帝国の支配が及んだ地域に遺跡として数多く発掘されています(余談ですが、お風呂文化はローマ帝国の崩壊とともにすたれ、その後ヨーロッパ人はお風呂と無縁な生活習慣を築くことになります。そのため体臭がひどく、それをかくすために香水文化が生まれた、という皮肉な歴史をたどります)。

ローマ時代は公衆浴場が流行したと同時に「バラ風呂」などバラの花や精油を使用した生活文化が記録に残されています。クレオパトラによって愛されたバラ風呂はまだエジプト時代では社会的には一部の印象が否めませんが、一般的に広く(とは言ってもまだまだ貴族など権力者だけの間ですが)バラが使用され始めます。しかも飲んだり肌に付けたり利用方法も多様化します。パーティで部屋をバラの花で埋めたりお風呂に浮かべたりお酒に入れたりしていたようです。バラの香りを楽しむという点で香水文化の前哨戦的な位置にあります。

●アラブ・アラビアの『ローズウォーター』

中世イスラムでは錬金術が盛んでした。錬金術は他のものからゴールドを創り出すというファンタスティックな魔法で、それ自体はやや怪しげな活動ですが、結果的に化学をはじめ科学全体のレベルを上げることになります。それはさておきアラビア人たちは、錬金術の装置の一つとして制作されたガラス製や金属製の蒸留装置でもってバラを蒸留するようになります。ローズオイルとローズウォーター(バラ水、フローラルウォーター)の誕生です。10世紀頃です。

エッセンシャル・オイルを抽出する「水蒸気蒸留法」という手法をはじめて確立し、またローズオイルとローズウォーターをはじめて精製した人物が、アラビアのチョー偉大な科学者兼医学者イブン・シーナ(英名:アビセンナ)氏だったらしいです。ちなみにイブン・シーナ先生の『医学範典』(カノン)は近世までヨーロッパの主要大学の医学の教科書でした。この例からもこの時代いかにアラビアが進んだ文化を誇っていたか忍ばれます。

イスラムの宗教儀式としてローズウォーターが重宝されたことからローズウォーターには安定的な需要が発生します。同時期、同じ蒸留器で発酵物からアルコールが抽出されることが知られるようになりました。アルコールという物質の存在とその製法が未熟ながらも生まれたのです。アルコールのアル(al-)は、アラビア語に起因します。

精製方法が確立されたアルコールと、ローズの花や、蒸留されたローズオイル、ローズウォーター(バラ水)はすぐに出会います。

幸せなフレグランスが生まれた瞬間です。

アルコールに香料を溶かす製法は、基本的に現在の香水と同じで、現代香水の元祖とも呼ばれます。この後の「ハンガリーウォーター」を現代香水の元祖とする人もいて意見は分かれるかもしれませんが、この辺が香水の原型です。

このあと十字軍はバラと蒸留器と、バラ水、アルコールの蒸留技術、そして香水をヨーロッパに持ち帰ることになります。

●「ハンガリーウォーター」

ハンガリーウォーターをご存知でしょうか?いろいろな伝説があってよくわかりませんが、ハンガリー王妃エリザベートのために14世紀、ハンガリーの僧院で作られたと言われています。別名『若返りの香水』。72歳のハンガリー王妃エリザベートに献上され、洗顔、化粧、入浴などに使用され持病のリウマチが治ったばかりか、若さまで取り戻し、ポーランド国王からプロポーズされたという伝説があります。ハンガリーウォータはシャンプーの後のリンスに用いると髪につやが出ると言われ現在でも使用されています。当時アラビアで発明されたばかりのアルコールにローズマリーやローズオイルを加えたもので作り方が簡単なので現在でも手作り化粧品(処方:エタノール+精油)として人気があります。

●ルネッサンス前後

16世紀になるとイタリア、フランスあたりにも香水作りの気運が高まります。サンタ・マリア・ノヴェッラ薬局はフィレンツェのサンタ・マリア・ノヴェッラ教会付属の薬局。日本では香水の店として百貨店などで出店しています。この時代は医薬品も化粧品も香水も同じようなものですから薬の一部としてフレグランスも制作されていたと推測されます。

アンリ2世と結婚したメディチ家のカトリーヌはイタリア文化をフランスに広めた人ですが、当時のフランスはイタリアと比較するとかなり発展途上国(ドイツなどといったらさらに野蛮国とみなされていたでしょう)。しかし、時代とともに芸術やファッションの本場は徐々にフランスへと移動し、香水文化も同様にフランスで開花することになります。

●ルイ王朝時代

17世紀、ルイ14世。絶対王政時代の幕開けを告げる象徴的存在。太陽王。トイレが少なかったことである意味超有名なヴェルサイユ宮殿を造営。香水好きの皇帝として調香師を常駐させるなど有名ですが一説に人糞まみれのヴェルサイユ宮殿での防衛手段として香水を多用したとも言われている。

この時代に香水産業は大きな発展をとげます。ひとつにはマスキング。お風呂に入らない貴族達が体臭を隠す(マスキング)ために、エチケットとして香水が使用されるようになります。

また、この時代は皮革独特の動物臭を消すために香料が重宝され、香料原料となるジャスミンやローズなどがさかんに生産されるようになります。香水のメッカとしてとして有名なグラースは実は香水よりもなめし皮産業の街であり、周辺はなめし皮処理用香料畑の産地でした。

※[ひと休憩]香水文化を結果的に高めた千両役者たち・・・

  • エリザベス1世:イギリス女王。「薔薇の女王」。バラの香りをことのほか愛し、衣服・手袋・カーテン・ベッドなど何でもかんでもバラの匂いを付香
  • ルイ14世:フランス国王。香水好きで有名な皇帝。「最もかぐわしい皇帝」。
  • ルイ15世:フランス国王。香水好き。
  • ポンパドール夫人:ルイ15世の愛人。香水好き。
  • マリー・アントワネット:ルイ16世王妃。香水好き。動物性の香水が主流のなかでハーブなど植物性の香りを愛用。当時としてはかなり垢抜けていた。
  • ナポレオン・ボナパルト:柑橘系オーデコロン愛用。


●グラースの香料産業

南仏グラースはアルプス山脈の丘陵の一翼に位置し温暖で香料植物に適した気候に恵まれジャスミン、ミモザ、ラベンダー、ローズマリー、オレンジフラワーなどが自生していました。「南仏」、「プロバンス」という響きは、温暖な気候とともにラベンダーのようなハーブ類や丘陵を被う豊かな自然、地中海の文化などをイメージさせますね...

皮革製品の対臭対策として用いられていたエッセンシャル・オイル関連産業は、そのまま香水産業へと転換していきます。現在ではエッセンシャル・オイルや香料の産地は北アフリカ、中近東、東欧、中国などに移りましたが、現在でもグラースは世界の著名な香料会社、化粧品会社が集まり、調香師を多く輩出する街として有名です。

●ケルンの「オーデコロン」

18世紀、ドイツのケルンでオーデコローニュ(Eau de Cologne、オーデコロン)が製品化されされました。大変な人気で、もともとはオーデコロンとは「ケルンの水」という意味ですが、普通名詞化し香水の一ジャンルとなりました(パルファン、オードトワレ、オーデコロン)。この時代はナポレオンの時代ですが、ナポレオン自身オーデコロンの愛用者として有名で、またフランス兵たちは自国の妻や恋人へのお土産として「ケルンの水」を持ち帰えりました。同時代イギリスでは『香水風呂』が流行り、フランスでは『香水専門店』が開店したり香水が化粧品や生活用品の一分野として確立された時代だと思います。このころになると香料、香水、化粧品、薬品はかなり明確に分離されるようになっています。

●合成香料の発明

ジャスミ、ラベンダー、シトラスなど様々な天然香料の産地を有し、自国で香料生産が産可能なフランスに対して、ドイツでは化学的に香料を生産する合成香料が開発されました。もともとドイツは化学産業がさかんで農薬、肥料、医薬品産業の発展が著しかったため合成香料の開発も自然な成り行きといえます。現在、世界の大手香料会社は、医薬品や化学会社でも同じですがドイツ、スイス、オランダ周辺に起源がある会社が多いようです(とはいえ合併に合併を繰り返し巨大化し多国籍化した現在の医薬品や化学会社に国籍を問うのは、もはや意味がなくなりつつありますが)。

現在世界トップの香料会社:Givaudan(ジボダン、スイス)、IFF(アメリカ)、Firmenich(フィルメニッヒ、スイス)、Symrise(シムライズ、ドイツ)、Quest International(クエスト・インターナショナル、オランダ)、ICI(英国)、Takasago(高砂香料工業、日本)、T.Hasegawa(長谷川香料、日本)。

合成香料の発明で量産が可能となり、香水はそれまでの貴族の品物から民衆の化粧品へとなっていきます。合成香料は自然界に存在する香り成分の再現(ネイチャーアイデンティカル)が目標でしたが、現在では自然界に存在しない香り成分(ニューケミカル、アーティフィシャル)も創り出されるようになり、香りのバリエーションは拡大の一方ですが、反面自然回帰指向も強く天然香料には安定した

 

香水入門>
香水のつけ方(付け方)&香水のマナー


---------------------(導入編)---------------------

ブランド香水は、ライト感覚が好きな日本人と湿度の高い日本の環境では、かなり強すぎるので、個人的には空中散布してその下で待機するフンワリ装着がお勧めです。武蔵野ワークスのフローラル・フォーシーズンズは強くありませんので近距離からブッシュといってください。以上、個人的なお勧めでした。

では、いきなりですが、基礎編に入る前に達人たちの付け方をリストアップします。お客様よりお寄せいただいた「私の付け方」です。

---------------------(応用編)---------------------

・オーソドックスに膝より下につけています。ランジェリーにもすこし。

・カーテンにつけておくと、窓を開けた時に風で香りが運ばれてきてほんわかします。

・こちらのサイトで、他の方が仰っていた「お風呂の湯船にプッシュする」を先日試しました。浴室に香りが満ち、ゴージャスな気分にひたれました。香り自体もしつこくないので、使用後の浴室にこもることもなかったです。身につける時と、湯船で楽しむ時とで、香りのイメージが変わる印象がありました。サンプルで発注してしっくりこない香りも、湯船に落とすと絶妙に感じる場合があるかもしれませんね。

・ハンカチ・ウエスト・足首・首筋・手首気分にシーンによって変えてます。後は湯槽に少々。

・よくある方法だと思いますが、足下にシュっとして、その中をくぐり抜けます。ほどよい感じに香ります。

・下半身に主に。特に変わった使い方はしません。TPOをわきまえた範囲で楽しんでます。

・奇抜でもセクシーでもありませんが、メークが終わった後、香水を吹きかけたコットンで、指先、リップブラシを拭きます。多少の汚れは気にせず、それをボトムのポケットやバッグのポケットに入れて外出します。

・空間にシュッとひと噴きして、その場に走って自分に付ける♪

・自分の手前の空間に噴きかけて、その香りの霧の中に入っていく*(よくわからない。)1点に集中せず前身にふわっと香るので気持ちイイですv(笑)

・自分の鼻には直接香らないように首の後ろとか、足とかにつけます

・小さなマスコットに香りをしみこませ、持ち歩くことかな。

・贈り物をする時など、その贈り物にちょっとだけつけます。開けた時に自分を思い出してもらえたらうれしいな、なんて思ってます。

・単純な香りの場合だけですが、マニキュアにそっと一滴落として振ってから塗ると、乾いたときにかすかに良い香りがするんです。ダメになっても惜しくない透明マニキュアに落として、トップコートとして使ったりしています。人に「ありえない!」と言われますが、自分でもありえないと思います(笑)

・昼間というより、家に帰ってからほっとリラックスするために使っています。体ももちろんですがカーテンや枕などに一吹きするとリラックスできますよ。香りがきつくないので次の日まで残らず、気分によって香りを変えられるのも嬉しいです

・朝と夕方で違う物をつけることも出来るので気に入っています。朝は「沙流」夕方に「ロウバイ」とか・・夜お布団にもその日の気分でワンプッシュします。つける場所はスカートの裾やモモの辺りが多いです。子供達が耳掃除だとか膝枕だとかしてくるので、優しい香りでアロマ効果です(笑)

・通に着物の裾とか、普通の時でしたら手首や髪の毛につけたりとかホント普通です。

・特別な付け方はしてません。手首か足首につけたりしてます。後は鞄の底の所に少しだけつけて、鞄の中身を出すたびに香りも楽しめるようにしたりしてます。

・二の腕の内側(脇ではない)に少量付けます。これは、動くときに香りますし、背の低い私には丁度良い様です。

・髪に振りかけて少しだけドライヤーを当てます。

・普段は腰の辺りにつけます。パウダリーな香りは足首に。足首だけじゃなぁと思った時には、足首から二の腕の内側へ。体が柔らかくないと出来ませんよ〜(笑)。

---------------------(休憩編)---------------------

●香水のお話

香水は「つける」(付ける)といいますが「装う」という人もいます。英語では服を着る「WEAR」が使われます。「装う」はWEARの直訳なんでしょうが、私には歯が浮いしまいそうです。

WEARはネイティブからすれば日本語の「つける」に近い感じだと思いますが、エピソードを一つ。ココ・シャネルのシャネルNo.5は、言うまでもなくたいへん有名なブランド香水です。大ヒットのきっかけとなった原因の一つにマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)さんの発言がありました。

ベッドで裸で眠るとウワサされていた頃の発言。

“What do I wear in bed? Why, Chanel No. 5, of course.” 「ベッドでは何を着てるかって?シャネルの5番に決まっているじゃない」

このとき彼女はWEARを服と香水にかけていますが、当時の男性諸氏は否応なしに入道雲のように空想力を膨らまされたことでしょう。香水とお色気は切っても切れない関係ですね。

---------------------(基礎編)---------------------

---------------------(うんちく編)---------------------

●「違う香りを重ねない」は原則

香水のつけ方(付け方)の原則に「違う香りを重ねない」というルールがあります。香水は各ブランドの専門の調香師が長年丹誠を込めて処方を決めた香りであり芸術作品とさえ考えられています。一応の完成をみたものに対して何か違うものを足したり、肌に重ね塗ることをメーカーは嫌います。もっともなことです。

しかし、私はもっと自由に考えてもいいのではと感じています。ルールはルールで、ときに冒険もおもしろいかもしれません。というのは全ての人がメーカーが決めた香水を使用していると、何というか出所が同じなので鉢合わせって結構ありますよね。バツが悪いというか、セクシーさも魅力も半減します。

そんなとき「ちょっと合わせる」という人がいましたが、よい香りになるかどうかは別問題として、その探求心は捨てがたいと感じています。

●違う香りの重ね方

下地の香りには軽めの香りがよいでしょう。濃度も低くコロンやトワレで、その上にヘビーな香りを乗せると重めの香りを中心に内部に微かな色気を感じさせてくれるかもしれません。探求してみると、またまた香水への理解と愛着が増すでしょう。

●「違う香りを混ぜ合わせる」は???

上で「違う香りを重ねない」という原則について触れましたが、これが高じると自分でブランド香水数品をアトマイザーなどに少量取り混ぜ合わせる人も出てきます。これは少し行きすぎの印象があります。







---------------------(うんちく編)---------------------

■香水のつけ方(付け方):大原則

ルールはない、好きなように付けよう。

ただし、周囲に迷惑をかけないように。

結局、香水のつけ方(付け方)は儀式や作法ではなく流派もありませんので飲む食べるなど危険行為以外は、お好きな付け方で構わないというのが原則だと思います。



■香水のつけ方(付け方):ちょっと詳しく

●香水のつけ方(付け方)は奥が深い!

たとえば、ネクタイの締め方はいくつかの定パターンがありますが、香水のつけ方(付け方)は多種多様です。たぶん基本だけあって定説はありません。お好きなように自分のつけ方(付け方)を発見してください。 基本とは、香水は下から上へ香り立つこと。温度が高い方が揮発しやすいこと。直射日光に触れないところにつけること、などです。

●つける場所

温度が高い方が揮発しやすいので、血管が表面に近い耳の裏、膝の裏、手首、肘などに肌に直接つけるかアトマイザーで吹き付けます。腰につける人もいます。腰は通常服に覆われていますので、柔らかく香ります。首や鼻周辺はやめましょう(鼻につける人は想像しにくいですが念のために)。直射日光の影響を受けやすいこと。日光は香料の種類によっては肌にシミなどの原因になることがあります。のど周辺は皮膚が敏感で湿疹やかぶれを起こす恐れがあります。鼻周辺は自分の香りで酔っぱらってしまいます。臭覚は視覚や聴覚と違い疲労して鼻がマヒしやすいのでせっかくの香りが自分ではわからなくなります。

●その他、お勧めの場所

1) 髪毛:直接肌に触れないので安全で、髪が揺れるたびにほのかに香ります。

2) 足:スカートやパンツに隠された足や太ももは、体温があるのでほのかに香りたちます。

3) 足首:足首はパンツやスカートから露出しているので、足や太ももとはまた印象の違う香り立ちです。歩くたびに楽しくなります。

●その他、つけない方がよいところ

脇の下:汗が出やすいですね。汗と混じると想定外の香りになるのでご注意。

●つける対象

1) 肌に直接

体温のある肌に直接つけるのがいいでしょう。

香水を直接肌につけると肌に吸収され健康に害になるのでは、という質問を受けたことがあります。一般的に肌は皮膚の角質が異物の進入を阻止していますが、界面活性剤などで肌が荒れるとその機能が弱ります。ただし、香水に使用される香料は微量に吸収されも害がないということになっています。香水は、肌に塗り込む化粧品より危険度が低いといえるでしょう。

2) ハンカチやティッシュ

国際的にも日本国内においても使用が許されている香料が肌にあわない人がいます。厳密な調査を行った訳ではありませんが私どもの経験では、お客様の数パーセントが市販化粧品でお肌のトラブルを感じられているようです。こういう方々は香水も同様に直接お肌につけることはお勧めできません。ハンカチやティッシュにしみこませ、内ポケット、(あまりスマートでありませんが)ブラやパンストにねじ込むんでください。

3) 衣服

お勧めはスカートです。スカートの裾裏や内側に香水をつけると揺れるたびにほのかに香ります。女性らしい「かわいらしさ」の演出に試す価値があります。同様にスーツの内ポケットやパンツの裏地などもOKです。ただし、衣服は一度つけると香りが残りますので違う香りをつけるのが難点です。

4) 肌着

肌着は肌の体温でほのかに香りたちます。ただし、香水によっては色が付いてしまいますので、ご注意ください。洗濯が簡単なのでいろいろな香りを試せるというメリットもありますね。

●つけ方(付け方)

一般にパルファンは点で、オーデコロンは面でつけるます。その中間のトワレやオーデパルファンは線でつけてください。とはいってもこれもお好きなつけ方(付け方)を発見してください。パルファンを指先で数滴つけたり、掌で塗り込むようにする方もおられるかもしれません。アトマイザーなら、10センチくらい離してプッシュと行ってください。空間にプッシュして花火のように降り注ぐ粒子の下に入る方法もあります。この方式だと、優しい香り立ちになりますが持続時間が短いです。

●香り立ちの変化

香水はトップノートからミドル、ラストへ移行します。トップノートは香り立ちが早くシャープに感じられます。30分くらいで香りは落ち着いてきます。これがミドルノートです。一般的にミドルノートは長時間香りますので、香りの印象の決め手になることが多いのですが、香水によってはミドルの後に訪れるラストがさらに長時間持つものもあります。

●体臭と香水

人はそれぞれ自分の体臭をもっています。体質、年齢、食事などが影響すると思われます。人によっては生来的に甘美な香りを放つ人もおられるようです。香りは自分が好きかどうかと別に自分の体臭とマッチするかどうかもチェックポイントです。香水を買うときや作るときは、ムエットで試すだけでなく、実際自分につけてミドルノート、ラストノートまで香りの変化を見てください。自分の体臭とうまく交わることが理想ですね。

●香水のTPO

1) 季節と香水

夏場は毎年、当社の香りの売り上げは落ちます。なんとなくわかるような気がしますね。秋になり空気に静寂感が漂うとファッションに気を使いたくなります。色使いが白・ブルー系から深い色、暖色系へと移行していく季節は当社の売り上げも伸びます。冬はヘビーな香りに人気が高まり、春はフローラル系の香りが好まれるようです。当社の香りは完全に季節商品の傾向を呈しています。一般にマリン系、フゼア系が人気の夏、シプレ系の秋、オリエンタル、スイートの冬という好みの傾向がありますが、これまた定説はありません。真夏に濃厚な香りは暑苦しいものの、周囲に迷惑をかけない程度に冒険するのもまた香水の楽しみ方かもしれません。

2) 場所と香水

香水ムンムンで寿司屋に行くと、板前さんに怒られてしまいます。何も言われないとしても内心いい気持ちでないかもしれません。バーなら許されそうですが、一般的にレストランや食べ物屋さんでは派手な香水は控えるようにしましょう。

3) その他注意したい場所

病院、お葬式などやや厳かな場所や状況では、つけすぎは控えたいものです。

4) つけ過ぎにご注意

どこの会社でも一人か二人くらい「行き過ぎ」ている人がいるようです。昔の会社の話ですが、ある若い女性社員で日常的に5メートル周囲を汚染している強烈な方がいました。多くの同僚が注意したいのですが、本人を傷つけたくないという心理からモジモジ状態です。結果的に信頼の厚い課長さんからいってもらうということになりましたが、たいていの場合、本人が「行き過ぎ」に気づかず、さらに悪気がないので、なんとなく手に余る状態です。香りは臭覚疲労を起こすので本人はわからなくなることがありますが、中途半端に嗅がされる周囲の人たちには強烈なメッセージです。つけ過ぎにご注意ください。チェックするには、なんでもいってくれる家族や仲のいい友人、恋人などが正直に答えてくれると思います。

●香水の選び方

1) 売れている香水と個人の好み

ブルガリのプールオム、グッチのエンヴィ、ニコスのスカルプチャーオム、カルバンクラインのエタニティなどはここ数年の売れ筋商品です。香水も他の商品と同様、その時々に「売れ筋」と「傾向」がありますが、他の商品と異なるのは、香りは個人の好みや嗜好がかなり明確に分かれる点です。多数の人が支持する香水でも「自分にはまったく合わない」というものは結構あります。そのため香水はおもしろいことに、自分の好きな香りを発見するというある意味努力が必要になるのです。時間と多少のおカネがかかるのは残念ですが、いろいろ試していうるうちに香水の楽しさを発見するというのも、また香水の楽しいプロセスです。

2) ムエットでなく肌でサンプリング

香りは自分の体臭と混じり合いながら変化しますので、ムエットだけでなく、実際に手首などにつけてトップからラストまで、まる一日くらい変化をみましょう。自分の体臭と合うかどうかもチェックしてください。

●香水の保存方法

香水は直射日光と空気が嫌いです。触れると色や香りが変質したり酸化したります。国内で生産販売される香水は大丈夫のようですが、輸入物、海外で購入されたものの中には数ヶ月でアルコール類が揮発したり、中身が変色するものもあります。香水の密閉度に原因があります。ビンとフタのネジ合わせは実は高度な技術が要求され香水には高い精度のビンが要求されます。市販香水は一般に中身よりもビンが製造コストが高いものですが、悪いビンが使えないのも価格の高さの原因ですね。

使用したらきっちりフタをして直射日光の当たらない冷たいところ(冷暗所)に保管してください。念を押すには酸化防止のため窒素を充填した密閉容器に入れるとグッドです。そこまでは普通やれませんが、最近防腐剤なしの自然化粧品の普及で化粧品専用の冷凍庫がそこそこ売れているそうです(冷蔵庫に化粧品を入れておくと子供たちが誤って食べたり飲んだりしますので恐ろしいです)。

香水の有効期限は、香料の種類や保管の仕方によって変わりますが、一般的に封を切る前の香水は数年、封を切ってからは1年を目処に使い切ることをお勧めします(個人的にはもっと長くても大丈夫という印象を抱いています)。

 

 




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